潰瘍性大腸炎の治療と生活

前回の再燃で改めて潰瘍性大腸炎について調べたり、新聞等の記事を読んだりしたので、改めて何回かに分けて書いていこうと思います。以前に書いたものと重複する部分も多いかもしれません。

潰瘍性大腸炎についてですが、大腸に炎症が起こり粘膜がただれる病気です。症状は下痢・腹痛・血便等の症状が出ます。原因不明の病気ですが免疫異常により起こると言われており、比較的幅広い年代で発症するようです。

原因不明であるため根本治療がなく、炎症を治める寛解導入療法と再燃を防ぐための寛解維持療法が行われます。寛解導入療法には、5-ASA製剤・ステロイド・免疫調節薬・生物学的製剤・血球成分吸着除去療法があり、その他にも色々な治療方法が研究されています。しかし炎症が強く寛解が難しい場合や腸に穴が空いたりするなどの重症の場合は、手術により大腸を切除します。

症状が治まれば食事制限等は特になく、通常の生活が送れます。ただし、寛解を維持するために薬を使う必要があり、自己判断で中断したりすると再燃するリスクが高くなるので、しっかり主治医の指示を守る必要があります。