大腸摘出について

潰瘍性大腸炎の治療で最後の選択肢とも思われる大腸の全摘出。潰瘍性大腸炎は大腸に起こる病気なので、大腸が無ければ再燃しません。以前はお腹にストーマ(人工肛門)を造り、そこから便を出すという方法しかありませんでしたが、今は回腸嚢という袋状の便を一時的にためておくスペースを造り、小腸と肛門をつなぐ方法もあります。
小腸と肛門をつなぐ方法について、排便回数は増えますが、普通の生活を送れるようです。ただ、一部の人には回腸嚢炎という潰瘍性大腸炎に似た症状が出るようですが、それも抗菌薬で大体の人が良くなるようです。
大腸摘出を決定した際、ストーマの事しか話に上がらなかった場合は、小腸と肛門をつなぐ方法について主治医に尋ねてみてください。