つくりおき,食事・レシピ

普段作っているつくりおきの紹介です。今は入院中なので、たまに写真に残しておいたつくりおきとなります。

長期寛解(繰り返し再燃する前)の時のつくりおきのため、お肉や繊維質の多い食材も使っています。

潰瘍性大腸炎,潰瘍性大腸炎について

潰瘍性大腸炎は、厚生労働省が定める指定難病であり、難病の患者に対する医療等に関する法律に基づく医療費助成の対象となります。

医療費の助成については所得などにより変わったりもしますが、自己負担上限額が月2万円になり、2割負担になります。ただし、だれでも助成を受けられるというものではなく、対象となるのは中等症及び重症の方となります。重症度については、医師により判断されます。例外として、軽症の方であっても医療費総額が33,330円を超える月が年間3回以上ある場合は医療費助成の対象となります。

潰瘍性大腸炎,潰瘍性大腸炎について

基本的に寛解期の時は食事制限などはありません。バランスの良い食事を心がければいいだけです。たまには外食等で偏った食事になることもあるとは思いますが、その際は次の日の食事をヘルシーな健康的な食事にすればよいかと思います。

注意が必要なのは、活動期や炎症がまだ残っている退院直後等です。食事の基本は、高カロリー、高蛋白、低脂質、低残渣、低刺激に心がけた食事となります。高カロリーについて、炎症等がある場合、修復するのに多くのエネルギーを消費するため通常より多くのカロリーを必要とします。また、蛋白の減少もあるため、高蛋白の食事も必要です。低脂質、低残渣、低刺激については、炎症を起こしている大腸を安静にして症状を悪化させないことが目的となります。

未分類,潰瘍性大腸炎,潰瘍性大腸炎について

主な治療方法としては投薬治療となります。

アサコール等のメサラジン(5-ASA製剤)を使用し、症状が治まらない場合には、プレドニン等のステロイドを使用します。尚、多くのステロイドを投薬している間は入院が必要となります。ステロイドについては、強い抗炎症作用があるため、潰瘍性大腸炎の炎症も抑えることができます。また、ステロイドの副作用が気になる方も多いとは思いますが、寛解を維持するという目的で使われるものではないため、最終的には服用はなくなり、メサラジン (5-ASA製剤) により寛解を維持することになります。基本的に上記にて寛解を目指しますが、寛解しない場合には免疫抑制剤や透析等の治療方法も行います。それでも寛解しない場合には、手術により大腸の全摘出となる場合もあります。

潰瘍性大腸炎,潰瘍性大腸炎について

まずは問診にて粘血便のがみられること、排便回数、腹痛の有無を聞かれることが多いと思います。

検査としては、血液検査を行い貧血や炎症の値を見ます。また、大腸カメラによる観察により、潰瘍性大腸炎に見られる特徴的な病変を確認します。その際、粘膜の一部を採取し、生検組織学検査をします。大腸カメラを行う際には、事前に食事の制限や下剤の服用が必要になってきます。検査当日についても鎮静剤を使うため、丸一日予定を空けておくことが必要です。

上記のような検査を一通り行い、全ての結果が確認できた後、潰瘍性大腸炎の特徴と一致すれば潰瘍性大腸炎と判断されます。